FTPとSFTPの違いとは?初心者向けにわかりやすく解説

「FTPとSFTPの違いは何ですか?」「接続設定でSFTPを選ぶよう案内されたけれど、FTPではダメなの?」

このような疑問を持つ方は少なくありません。FTPとSFTPはどちらもホームページのファイルをサーバーへ転送するための接続方法ですが、安全性や通信方式に大きな違いがあります。

現在では、セキュリティ対策の観点から、暗号化通信に対応した「SFTP」が主流となっており、多くのレンタルサーバーでもSFTPの利用が推奨されています。

この記事では、FTPとSFTPの違いや、それぞれの特徴、安全性、SFTPが推奨される理由について、初心者の方にもわかりやすく解説します。

この記事で分かること

FTPとは?

FTP(File Transfer Protocol)とは、インターネット上でファイルを送受信するための仕組み(プロトコル)です。古くからホームページの制作データをサーバーにアップロードする際や、サーバー内の画像ファイルをパソコンにダウンロードする際によく使われてきました。

操作がシンプルで分かりやすい反面、通信内容が一切暗号化されないという大きな弱点を持っています。そのため、悪意のある第三者によってパスワードなどの重要なデータが盗み見られるリスクが存在します。

SFTPとは?

SFTP(SSH File Transfer Protocol)とは、SSH(Secure Shell)と呼ばれる暗号化された安全な通信経路を利用してファイルを転送する仕組みです。

FTPと同じようにファイルのアップロードやダウンロードを行えますが、SFTPではユーザーの認証情報(ログインIDやパスワード)だけでなく、転送するデータそのものもすべて強力に暗号化されます。これにより、インターネットの途中でデータを盗み見られたり、改ざんされたりする危険を防ぐことができます。

FTPとSFTPの違い(比較表)

FTPとSFTPの主な違いを以下の表にまとめました。安全性の面で大きな違いがあることがわかります。

項目 FTP SFTP
通信 暗号化されない 暗号化される
安全性
パスワード 保護されない 保護される
ポート番号 21 22
推奨度
現在の利用 一部の古い環境 現在の主流

FTPは通信内容が暗号化されないため、安全性の観点から現在では推奨されていません。

なぜSFTPが推奨されるの?

現在、インターネット上では様々なサイバー攻撃が発生しています。FTPのように暗号化されていない通信を利用していると、公共のWi-Fiなどを通じてパスワードが漏洩し、ホームページを勝手に書き換えられたり、ウイルスを仕込まれたりする被害(Webサイトの改ざん)に遭う可能性が高くなります。

SFTPを利用すれば、万が一データを傍受されたとしても内容が高度に暗号化されているため、第三者が解読することは極めて困難です。安全にホームページを管理・運営するために、現在のWeb運用ではSFTPの利用が不可欠な標準規格となっています。

FTPソフトはそのまま使える?

「SFTPを使うには、新しく特別なソフトを購入したりインストールし直したりする必要があるの?」と思われるかもしれませんが、その心配はありません。現在広く使われている主要なFTPソフト(ファイル転送ソフト)の多くは、最初からSFTP接続に対応しています。

以下の代表的なソフトをご利用中の場合は、新しくソフトを入れ替えることなく、設定画面の「接続方式」や「プロトコル」の項目を「FTP」から「SFTP」に変更するだけでそのままご利用いただけます。

当サービスではSFTPのみ対応しています

当サービスでは、お客様に安心してホームページを運用していただくため、FTP接続には対応しておらず、暗号化されたSFTP接続のみご利用いただけます。

FTPでは接続できません。接続方式は「SFTP」を選択してください。

初期設定の手間がわずかに増えるように感じられるかもしれませんが、お客様の大切なWebサイトや公開データをサイバー犯罪から確実に守るためのセキュリティ対策ですので、ご理解とご協力をお願いいたします。

よくある質問(FAQ)

Q1. FTPからSFTPに変更すると、ファイルの転送速度は遅くなりますか?

A1. データを暗号化しながら転送するため、理論上はごくわずかに処理時間がかかりますが、通常のホームページ運用(画像やHTMLファイルのアップロードなど)においては、体感できるほどの違いはほとんどありません。安心してお使いください。

Q2. SFTP接続をするために、何か特別な設定情報が必要ですか?

A2. 基本的には通常のサーバーログイン情報(ホスト名、ユーザー名、パスワード)を利用しますが、接続の種類(プロトコル)で必ず「SFTP」を選択し、ポート番号を「22」に指定する必要があります。なお、よりセキュリティの高い「鍵認証」を使用する場合は、事前にコントロールパネルから鍵ファイルを取得する必要があります。

Q3. FTPSという言葉も見かけましたが、SFTPとは違うものですか?

A3. はい、異なります。FTPS(FTP over SSL/TLS)は、ホームページの閲覧暗号化(HTTPS)と同様の技術を用いてFTP通信を暗号化する方式です。暗号化のアプローチや仕組みがSFTPとは異なりますが、安全性を高めるという目的は同じです。当サービスではより強固な接続管理が可能な「SFTP」を採用しております。

Q4. ホームページ作成ソフト(WordPressやホームページビルダーなど)からもSFTP接続は可能ですか?

A4. 多くのホームページ作成ソフトや公開ツールがSFTP接続に対応しています。ソフト内の「転送設定」や「公開設定」の画面において、接続方式を「SFTP」または「SSH」に指定し、当サービスから発行された情報を入力して接続を行ってください。

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