メール送信できない場合の確認方法(SMTP認証エラー)

メールを送信しようとしたときに、次のようなエラーが表示されることがあります。

このような場合は、メールソフトの設定を確認することで解決することが多いです。特に、受信はできるのに送信だけできない場合は、 送信サーバー(SMTP)の設定や認証方法、ポート番号、暗号化方式の違いが原因になっていることがよくあります。

メール送信の仕組みは少し分かりにくく、以前の設定のままでも使えていた環境と、新しいパソコン・スマートフォン・メールソフトでは必要な設定が異なる場合があります。 そのため、「前は送れていたのに急に送れなくなった」「機種変更後に送信だけ失敗する」といったケースも珍しくありません。

まずはあわてて設定を大きく変えるのではなく、送信サーバー名・ユーザー名・パスワード・ポート番号・暗号化設定を順番に確認していくのがおすすめです。

よくある原因

メール送信エラーの原因として多いのは、送信時に必要な認証設定が無効になっているケースです。受信設定が正しくても、送信側の設定が不足しているとメールは送れません。 また、古い設定のまま「25番ポート」を使っている場合や、SSL / TLS の設定が合っていない場合にもエラーになることがあります。

最近のメールソフトでは自動設定が働くこともありますが、必ずしも正しい値が入るとは限りません。自動設定の結果をそのまま信用せず、 設定案内に記載されている情報と一致しているか確認することが大切です。

メールサーバー設定例

以下は設定確認のときの基本例です。実際の設定画面で入力する内容を見直すときの参考にしてください。

メールアドレス例

foo@wisnet.jp

メールサーバー

mail.wisnet.jp

ユーザー名

メールアドレス全体(例:foo@wisnet.jp)

ユーザー名の欄には、メールアドレスの @ より前だけではなく、メールアドレス全体を入力する設定が一般的です。 たとえば foo だけではなく、foo@wisnet.jp と入力してください。

送信サーバー(SMTP)

送信サーバーは、作成したメールを相手先へ送るための設定です。ここが正しくないと、受信ができていても送信だけ失敗することがあります。 特に重要なのが、ポート番号と暗号化方式、そして SMTP認証の有無です。

ポート 説明
25 SMTP
465 SMTP SSL
587 SMTP Submission

✔ 推奨設定
セキュリティのため 587(STARTTLS)または465(SSL) の利用をおすすめします。

25番ポートは従来から使われている送信ポートですが、現在では迷惑メール対策の影響で利用環境によっては制限されることがあります。 そのため、メール送信できない場合は 587 または 465 に設定し直すことで改善するケースがあります。

587 は Submission ポートとして使われることが多く、認証付きのメール送信に向いています。465 は SSL による暗号化接続で利用されることが多く、 どちらも安全性を考えると有力な選択肢です。

※ ご利用のメールソフトによっては「SSL / TLS」「STARTTLS」「暗号化なし」など表記が異なります。ポート番号と組み合わせて確認してください。

受信サーバー

受信設定には POP と IMAP の2種類があります。どちらを利用するかはメールの使い方によって異なりますが、 送信エラーの確認時にも受信設定をあわせて見直しておくと、全体の整合性を確認しやすくなります。

POP

ポート 説明
110 POP
995 POP SSL

POP はサーバーからメールを受信して端末に保存する使い方でよく利用されます。1台のパソコン中心で運用する場合に向いています。

IMAP

ポート 説明
143 IMAP
993 IMAP SSL

✔ 推奨設定
受信についても、セキュリティのため SSL接続(995 / 993) の利用をおすすめします。

IMAP はメールをサーバー上で管理しながら複数の端末で同じ内容を確認しやすい方式です。スマートフォンとパソコンの両方で同じメールを扱う場合に便利です。

※ POP / IMAP のどちらを使用する場合でも、サーバー名・ユーザー名・パスワードが正しくないと正常に利用できません。

暗号化通信について

メールサーバーは平文接続でも利用できる場合がありますが、セキュリティのため SSL / TLSによる暗号化通信の利用を推奨しています。

暗号化通信を利用すると、通信内容が保護されるため、第三者に内容を読み取られるリスクを減らすことができます。 特に外出先のネットワークや共有回線を利用する場合は、暗号化設定が重要です。

メールソフトの設定画面では、「接続の保護」「暗号化方式」「セキュリティ設定」などの名前で表示されていることがあります。 ポート番号だけではなく、ここが合っているかも必ず確認してください。

確認するポイント

メール送信できない場合は、次の設定を順番に確認してください。見落としやすい部分もあるため、1つずつ丁寧に見直すのが確実です。

特に多いのは、「認証が必要」のチェックが外れているケースと、ユーザー名にメールアドレス全体ではなく一部だけを入力しているケースです。 また、パスワードを変更したあとにメールソフト側の保存値が古いままになっている場合もあります。

送信エラーが出た場合は、設定を何か所も一度に変更するのではなく、1項目ずつ見直して保存し、再度送信を試すと原因を切り分けやすくなります。

それでも送信できない場合

設定を確認しても改善しない場合は、メールソフト固有の設定や、ネットワーク環境、セキュリティソフトの影響なども考えられます。 特定のメールソフトでだけエラーが出る場合は、そのソフト専用の設定案内もあわせてご確認ください。

また、エラーメッセージの内容によって原因が絞り込めることがあります。「認証に失敗しました」「サーバーに接続できません」「タイムアウトしました」など、 表示されている内容をそのまま控えておくと確認がスムーズです。

関連サポート

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Thunderbirdでメール送信時にエラーが出る場合

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